暑さの中の練習

今日は６月とは思えないような暑さの中での練習となった。体が暑さに慣れていないこともあり、体力的に厳しい状況の中で、暑さを言い訳にせず一生懸命プレーする姿に選手たちの気持ちの強さを感じることができた。特に中学生にとっては体力的に厳しい練習だったが、弱音を吐かずに練習に取り組む姿から、彼らの精神的な成長を強く感じた。昨日、今日と７月の団体戦を戦うメンバーは勝負となるダブルスの練習を中心に行った。まだまだダブルスに必要な基本的な動きとショットが身についていないが、最初と比べると自然に動ける選手も増えてきて少しずつダブルスらしいプレーが増えてきた。ダブルスではサーブ、リターン、ボレーの力が勝負を大きく左右する。今後はサーブとリターンの練習時間を増やして、ポイントで先手が取れる形を増やしていきたい。７月の大会までに残された時間は多くはないが、毎日の練習を大切にして日々上達し、京都の代表の座を勝ち取れる強さを身につけてほしい。テニスに対する意識は確実に上がってきているが、それによって勉学などの他の部分がおろそかになってしまっては本末転倒である。定期試験が終わったところではあるが、テニスを頑張りたいのであれば、なおさら勉強なども手を抜かず、胸を張ってテニスの練習ができる状況を自分たちで作り出していかなければいけない。それは中学生も高校生も同じことである。真の意味での文武両道を実践してほしい。

　また今日は、この３月に高校を卒業し、４月から立命館大学体育会硬式庭球部に所属している市川達也が練習に来てくれた。大学の体育会の練習がオフの中、高校の練習に顔を出してくれ、後輩たちの練習相手を務めてくれた。厳しい体育会の練習を通して一回り成長した姿を見せてくれた。今後の彼の大学テニスでの活躍を心より期待したい。